紅葉の季節到来!「儚く、美しい。植物の終活」

植物雑学

最近、ようやく、グッと気温が下がり秋らしい気候となってきました。秋の楽しみといえば、日本人だけでなく世界中から観光で訪れる、山一面に広がる紅葉の景色ではないでしょうか。美しい景色だけが注目されますが、紅葉にまつわる植物の人生の舞台裏を知ることで、紅葉の見方も変わってくることかと思います。

紅葉に秘められた植物の一生

そもそもなぜ、緑々としていた葉が秋の訪れとともに黄色や赤色に変わるのでしょう。それは、植物が気温・日照時間の変化を読み取り、気温が低くて、日照時間が短く雨の少ない冬の季節に、葉で光合成をするには効率が悪いばかりか、葉を維持するのに要するエネルギーの消費によって、樹木本体の生命を落としかねない為、自ら光合成をしないよう葉の色を変え、葉を落としているのです。すなわち、葉が樹木本体の生存のため犠牲となっているのです。紅葉は植物が生まれ持って組み込まれた現象で「老化」と呼ばれます。老化=紅葉は、植物が寒さに弱り、葉が枯れていく過程ではなく、自分の命がもうすぐ終わることを悟り、子孫繁栄の為に、植物が一生の最後に魅せる成長過程なのです。

「紅葉=植物が子孫繁栄の為に一生の最後に魅せる姿」として観ると、また一味違った美しさが見えてきます。

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Bios Plantsでは、初めて植物を育てる方や小さなスペースでも育てやすい小鉢、中鉢をメインに日本の気候でも育てやすい丈夫な植物をお取り扱いしております。是非、お気に入りの植物を見つけて、あなただけのbotaical lifeをお楽しみください。

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